エンドロール
「おい!!こら!!菊地ー!!」
「……ん…。」
誰かの怒鳴り声で目を覚ますと、教卓の横でバーコードがものすごい剣幕を捲し立てていた。
「お前何しに学校来てんだ!!今どういう時期かわかってんのか!?」
「……………。」
バーコードに怒鳴られているのはわかる。
だけど、自分がなぜ怒鳴られているのかわからない。
寝起きと疲労が祟ったのか上手く頭が働かない。
だから、今も何か言っているようだけど、全く入ってこない。
「おい!!聞いてるのか!?きく…「キーンコーンカーンコーン…。」
バーコードの言葉を遮るかように授業終了を告げるチャイムが鳴った。