空知らぬ雨
もし、私一人でいけるのならそれがいいんだけどな...
「いいから、出かけるぞ!来い空!」
少し苛立ちながらそう言う土方さん
そう言われたらもう、二人で行くしかない。
休んでもらいたかったんだけどな...
慌てて準備を始めようとすると
バフッ!!!
「えっ!!!!?」
私に何かを投げる土方さん
あたふたしながらも何とか受け取り、見ると
「これ、女用の着物じゃないですか?」
「ああ。」
「なんだ?なんで、女用なんだ?」
首を傾げる私と幹部の方々
「今日はそれを着て出かけろ」