空知らぬ雨
「迷惑にはなりません」
そういうと土方さんは溜息をついてポンと私の頭に手を乗せる
「眠たくなったら寝ろよ。」
「はい」
素っ気なさの中にある温かさ
土方さんに出会ってから知った事
「土方さんも眠くなったら言ってくださいね?膝枕ぐらいはしますよ?」
冗談交じりに土方さんに言ったつもりだけど.....
「じゃあ....この資料終わったら頼む」
「へっ....?」
動じる私に比べて背中を向けながら手を休める事なく資料を見る土方さん
「してくれるんだろう?膝枕」
「え....あ、はい....。」