空知らぬ雨
「空子、今日は具合どうだ?ちゃんと食べたか?」
「土方さん...」
少しずつだけど、俺の言葉に反応して、表情も笑ったり以外はするようになった
「なんだ?この前、歳三って呼べって言ったのにまだ、土方さんのままか?」
「えっ、あ...歳三...?」
「語尾に疑問符はいらねぇよ。ほら、もう一度。」
「〜ッッ!歳...ぞ、う。」
顔を真っ赤にしながら俺の名を呼ぶ空子
こいつを...
もうすぐ俺は...離さないといけない
こんなにも愛おしいのに...