空知らぬ雨
そう叫ぶとクスリと笑って私を抱き締める歳三
「救ってくれたじゃねぇか。俺はお前がいなかったら此処にはいねぇよ」
「で....もっ!!!」
「此処から先は一人で行く。お前はお前の道を行け」
その瞬間だった、光出す身体、物凄い突風
この時代に来た時と同じーーー
「向かえがきたみてぇだな。」
「嫌、嫌っ!!!!」
どれだけ抵抗しようと徐々に強まる光
「笑ってくれ、空子。これが最後だ」
そういって微笑む歳三
その微笑みがどうあがいても最後ということを教えてくれる