空知らぬ雨



拝啓 成津空子様




宛名には私の名。






「な...んで?」



これは..…この文は私宛の文




でも、土方歳三?



小さい頃お祖母様が話した人からなんで手紙なんか..…




怖いそう思ってしまったけれど、私に宛てた文だ。


読まなければ..…。




私は再び、文を読み始める。








これがこのものがたりの始まりになるとは知らずに。











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