空知らぬ雨






「布団?」


チラッと私の手に掴まれている布団を見ると、ゆっくりと刀をしまい、私の上から降りる





「す、すいません...起きていたなんて知らなくて...」



目をぱちぱちしながら彼を見る私



「嫌、俺こそすまねぇ。いきなり、気配を感じたからつい...な。」






「...」


「…」





私も、彼も口を利くことができず沈黙が流れる









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