恋愛☆賞味期限切れ??
部屋に入ると、一樹は少し恥ずかしそうに



「女の子の部屋って感じだね。かれんのイメージに合ってる」



と言ってあたしの後ろから手を回し、抱き寄せてきた。



「コーヒーでもどう…いるでしょ?」



「いらない…」



「え…?」



一樹の腕に包まれて身動きがとれないあたし。



「今は…コーヒーより…」



「一樹……っ」



一瞬何が起きたのか分からなかったくらい、それは一瞬での出来事。



気がついたら、触れ合った唇。



ドキドキして、かすかに震えてしまうあたし。
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