恋愛☆賞味期限切れ??
一樹と一緒の時間はどんなことでも何でも特別になるんだ。



このランチもそう。今日のパスタの味は最高に美味しいもんね。



あたしは恋したらいつも『恋100%』になる。



他のどんなことより、恋愛優先。



親友の咲(さき)は呆れた顔でいつもあたしに言うんだ。



「今度はいつまで続くかねぇー」って。



だいたいいつも振られてしまうあたしの恋のパターン。



それを知り尽くしてる咲はいつも冷静にあたしを見守ってくれる友達。



なのにさ、今回も彼氏が出来たって喜ぶあたしに、咲はつぶやいた。



「かれんを受け止めることの出来るような男には見えないね。カッコイイだけの男でしょ?佐山一樹って…」
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