魔界女王伝

そんなことを考え思いながら、歩いて行くと、やっとパンデモニュウムにたどり着いていた。



城は青いオーラを放ち、その巨大さは想像を絶する大きさだった。



高さは、シュタイナーが上を向いて眺めても見えぬ程であった。



イギリスの古い大神殿のような建物のような造りをしており、前方に長い階段が見える。



赤い騎士エリゴスが言う。
「我々が案内できるのはここまでだ。シュタイナーよ・・・、頼むぞ。」



漆黒の騎士ビレトが言う。
「事は、地上の者たちだけではない。我々のこの世界にも危機が起こるであろう。
だが、我々は、戦う準備をしておる。・・・一戦交えようぞ。」



シュタイナーは一礼をした。



「ここまでの道案内、誠にありがとうございます。この魂に誓って、必ずや事をなしとげましょう。」