魔界女王伝
よね。ま、とりあえず車に乗ってください。暖房が効いていますから。」



そういって、マネージャーは「毎日毎日、お仕事お疲れ様です。」と笑顔で言った
「ありがとう。君も大変だねー。毎日仕事が遅いのに送ってもらってごめんね。」



「なぁにいいですよ。それが普通のマネージャーの仕事なのですから。それより、なんか今日はいつもより疲れていません？大丈夫ですか」



「いや、大丈夫だよ・・・。それにしても番組って疲れるね。」と内心倒れるくらい疲れているのに笑顔でそう答えた。



しかし長年仕事として付き合っていると、たとえ笑顔でウソを言ってもバレてしまう。
マネージャーは恭介に「何か出ました。」とつぶやくように言った。
マネージャーの目は笑っていない。



それを悟ったか、マネージャーに事の次第を話した。
「いや、私にも良く分からないんだ。」



「先生でも良く分からない。・・・それって、良い事なのですか、悪い事なのですか？」



恭介は内心あまり・・よろしくないだろうと思っていた。「嫌な予感がする。」だが、パニックを避けるためにわざと大笑いして「いやー私にも分からないことはたくさんあるよ。
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表紙・目次

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