魔界女王伝
「な、なんだ。何かとてつもなくやな予感がする。まるで・・・」
スティーブンは慌ててジョンソンの名を呼んだ。



「ジョ・・・!?ジョンソン!!」心の中で「行くな!」と叫んでいた。



「あーそうだ。スティーブン、娘のプレゼントをありがとうよ。今度一杯飲もうや。
もちろん、俺のおごりでな。じゃ、行ってくるわ」
爽やかに笑いながら娘に贈られた親友に礼を言って、ジョンソンは巡回に向かった。



それを見て居たスティーブンは何かとてつもない過ちを犯したような気がし、ベットに腰を下ろして項垂れていた。
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