魔界女王伝
それに臆すこともなく医師が沈黙を破り静かにやさしく語りかけた。
『サリーさんですね。初めまして。医師のレイジェルと言います。今回私がジョンソンさんを診察しました。申し訳ありませんが運ばれていた時にはもう手の施しようもありませんでした。・・・・しかし問題は心臓のこの黒い手形です。たしかに私たちが言ったことはキチガイ的な話ではありますが…」
それを静かに聞いていたサリーはジョンソンの心臓をチラリと見て何か思い出したように喋った。
「ドクターさっきの話本当なの。確かにダイアンをお見舞いに行ったときに彼が、その・・・
博物に展示されている人形に殺されかけたとか言っていたわ…あの時の彼は、なんていうか事故の後遺症でおかしくなっていたとばかり思っていたんだけど・・・」
と言いつつジョンソンの胸のあたりを見て恐怖のため氷の様に体が冷たくなって鳥肌がたっていく。
医師は重たい口調で静かにしゃべり出した。
「確かにこの事実はあまりにも非現実的な事です。他の人に話してもバカにされるだけでしょう。しかし、私はある事件がきっかけでエクソシストのバルボアという方に会いました。彼のおかげでこのような闇の存在がいると言い切れます。今思い出しても頭がおかしくなりそうですが、本当の事はある意味一部のものしか知らないのかもしれません。
少し話は変わりますが、ある科学者が人間の遺体1000体の重さを測ったところありえない数字が出たそうです。」
スティーブが興味津々の様子でドクターに聞く。
「その数字とは…」
「ええ、体重がほほ均等にある数値減っていたそうです。1000体分ね。それでその科学者はこう言いました…まるで魂が抜け出たおもさのようだと・・・すみません、話が脱線しましたね。」
『サリーさんですね。初めまして。医師のレイジェルと言います。今回私がジョンソンさんを診察しました。申し訳ありませんが運ばれていた時にはもう手の施しようもありませんでした。・・・・しかし問題は心臓のこの黒い手形です。たしかに私たちが言ったことはキチガイ的な話ではありますが…」
それを静かに聞いていたサリーはジョンソンの心臓をチラリと見て何か思い出したように喋った。
「ドクターさっきの話本当なの。確かにダイアンをお見舞いに行ったときに彼が、その・・・
博物に展示されている人形に殺されかけたとか言っていたわ…あの時の彼は、なんていうか事故の後遺症でおかしくなっていたとばかり思っていたんだけど・・・」
と言いつつジョンソンの胸のあたりを見て恐怖のため氷の様に体が冷たくなって鳥肌がたっていく。
医師は重たい口調で静かにしゃべり出した。
「確かにこの事実はあまりにも非現実的な事です。他の人に話してもバカにされるだけでしょう。しかし、私はある事件がきっかけでエクソシストのバルボアという方に会いました。彼のおかげでこのような闇の存在がいると言い切れます。今思い出しても頭がおかしくなりそうですが、本当の事はある意味一部のものしか知らないのかもしれません。
少し話は変わりますが、ある科学者が人間の遺体1000体の重さを測ったところありえない数字が出たそうです。」
スティーブが興味津々の様子でドクターに聞く。
「その数字とは…」
「ええ、体重がほほ均等にある数値減っていたそうです。1000体分ね。それでその科学者はこう言いました…まるで魂が抜け出たおもさのようだと・・・すみません、話が脱線しましたね。」