魔界女王伝
ふっと、バルボァは昔の思い出がよぎった。
彼はいま35歳だった。身長は185センチで体格がよく、髪型はロングヘアーで、優しい目をした均整の取れた顔だった。
バルボァ自身は霊能力と聖魔法の使い手だった。



彼の父はエクソシストで、バルボァは幼少のころからその血を引いて霊能力が非常に強く、父親は、彼のその力を知って後を継がせるべくバルボァに厳しい修行をさせた。



バルボァは父を恨んでいた。エクソシストなどなりたくはなかった。彼の夢はサッカーの選手だった。



同世代の友達ともたくさん遊びたかった。しかしそんな彼に父はエクソシストとしての一流の腕を授けるために魔道の強要をした。そんな青春時代を謳歌させなかった父を今でも憎んでいた。しかし、今ではこの職業に染まっていた。

(続く)
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