魔界女王伝
「ルシファーがいる魔界の世界に連れて行き、魔界女王として人間界に転生輪廻するのが最良でしょう。後は私に身を任せれば良い。私も戦う準備をしています。
大天使ミカエルよ、どうでしょう?」
ミカエルは意を決し、答えた。
「分かった。アフラマズダーよ、ルシファーと話してみよう。」
そう言って、ミカエルは様々な超次元を超えて、ルシファーにエンジェリックカンバーセイションのチャンネルを開いた。
「遠い彼方にいる同胞でもあり親愛なる天魔よ、聞こえるか、私はミカエル。訳あって汝と話したい。時が来た。天魔よ、我が声に応えよ。エンジェリックカンバーセイション!」
ミカエルが美しい声で叫ぶ金色の光が空間中に輝き声が木霊した。
「大天使長ミカエルか、そろそろ来る頃だと思った。要件を聞こう。」
ルシファーはミカエルから事の重要性を聞き、答えた。
「良いだろう。ミカエルよ、だが一つ頼みたいことがある。霊界に安らかに眠っているルドルフ・シュタイナーを蘇らせてほしい。彼を女王のガーディアン(守護者)として任せたい、それは可能か?」