「視えるんです」


雨宮さんの、お墓……。




「でも、お墓のある場所なんて……」

「大丈夫、半沢ティーチャーがなんとかしてくれるよ。……多分」

「うーん……どうでしょう……」




あまり期待は出来ないなぁ……なんて思っていると、先輩は携帯を取り出し、先生に電話をかけた。




「あ、もしもし先生?
雨宮の墓がどこにあるのか、調べてもらいたいんですけど」




と言った翔先輩に、馬鹿でかい声で返事をする先生。




『場所なら、知ってるが?』




……え。

知ってるの……!?


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