恋愛のやり直し方
一見自由に見えて、結構ハードな仕事だから。今みたいな時間は休んでもいいと思う。





「じゃあ、お茶淹れるよ」



「ありがとうございます。じゃあ、いつもので」




「はいはい」



キッチンに立ち竜くんにお茶を入れるついでに自分のも淹れる。






竜くんは、ソファーに座りカバンの中から雑誌を取りだした。




「はい」とローテーブルに置くと、ペコリと頭を下げる竜くん。
こういうところは、やっぱりちゃんとしつけられてる良い子なんだと思う。






「綾さんってこういう事しないですよね?」



竜くんが開いている雑誌を指さしている。




「なぁに?ああ、ネイル?」

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