恋愛のやり直し方
『相変わらず鋭いですね』




「ちょっと考えれば分かる事でしょ」







竜くんが、話そうか迷ってるのは受話器越しでも分かる。
だけど、






「何があったのか教えてもらえないと協力できないよ?だって、それなりに納得できる理由があれば協力できないと思うし」




『そうっすよね……。分かりました。綾さん今どこですか?』





竜くんの後ろで、竜くんを呼ぶ声がする。
きっと、現場はパニックなのだろう






「いつものスーパー」




『分かりました。俺、そっちに向かいます。綾さんはセンセの家に戻って待っててくれますか?』




「うん、いいよ。竜くん、気をつけてきてね。焦ると良いこと無いから」
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