恋愛のやり直し方
「俺の、大事な場所と人に連れて行った時点で気付けよ。自分がどの位置にいるのかってこと。言わないと分からないくらい子どもでもないと思ってたけど?」



友田の言葉に、心臓が騒がしくなる。




それって――



私のこと『好き』ってことなの?

それとも、まだ他に意味があったりするの?







やっぱり小説家と会話するのは難しすぎる。




そんな私を少し高い目線から見下ろしていた友田が、私と同じ高さに視線を合わせる。

そして、ゾクッとするほど甘い視線を向けた。










「綾、好きだよ。何よりも誰よりも大事に思ってる」
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