恋愛のやり直し方
今日の下着って、どうでもいいヤツじゃなかったっけ?


一応嫌がった方がいいの?




なんて。






口調と態度は横暴そのものなのに、ベットに私を降ろすのはすごく慎重に扱ってくれている。

フワリと降ろされたベットの上。



もちろん、目の前には私に跨る友田の顔。





見下ろされたその目には、ゾクリとするほど熱い光が宿っている。

もう逃がさない。
まるで瞳がそう語っているような……




「綾……」



掠れた声。
シトラスの香りが鼻をくすぐる。




それだけで、身体の奥がズクンと疼く。




手を伸ばせばそこに友田がいる。






電気の点いてない室内は、隣の部屋から漏れる明かりと窓の外の月明りだけ。

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