恋愛のやり直し方
どういうわけか長く続かないアシスタント。




別に俺から手を出したわけじゃない。
ヤツらが勝手に自滅してるのに、編集者の坂下さんは目くじらをたてて俺を責める。



そして、挑発的に笑いながら




「今度は絶対、先生になびかないアシスタントを用意しました」




って言ったんだっけ。


だから、別に俺から手を出したわけでもないって否定はメンドーだったから止めた。






坂下さんのような女性は嫌いじゃない。


だけど、辺りかまわず、昼夜を問わず売られた喧嘩はきっちりその場で白黒つけましょう的なところは、こっちが匙加減を調節しないと自分だけではなく周囲を巻き込んで迷惑をかけることになる。



まぁ、結局仕事さえしてくれればアシスタントに特に興味があったわけじゃなかったってのもあるけど……
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