恋愛のやり直し方
。・.*.・。*




「ホンキ?」



「本気です」









甘い甘い時間を過ごした私達が今、ピリッとした空気の中にいるかというとーー




2度寝をした私たちが起きたのは、陽も真上まで上がってしまったお昼だった。






友田の腕は相変わらず私の身体に絡んでいて、普段一人寝に慣れてしまった私は、体中のあちこちが痛んで目が覚めた。





それからお昼の用意をして、食べ始めた所で竜くんから友田に連絡が入った。






改めて食べる向かい合っての食事に、ちょっと緊張していた私は、その電話でホッとした。






電話を終えると、ムスッとした顔の友田。





「竜、これから来るって」



「そうですか。じゃあ、お夕飯食べますかね?買い物行ってこようかな?」




「はっ?」





明らかにムッとした口調の友田に、身に覚えのない私。

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