恋愛のやり直し方
そういえば、そうだったかもしれない。



結局私の返事を聞くこと無くベットに運ばれて、明け方まで離してもらえなかった……




「ね?綾の気持ち聞いてない」



「あ……そうでした」






とはいえ、こんな真昼間からいきなり甘いモードに切り替えられるほど恋愛気質じゃない私。



しかも、改まって言うってのも……




お得意の観察眼で察してくれないのだろうか。





嫌なら昨日、あんな事に応じてないし。









「あーやー」




ズイズイ―っと私に近寄る友田の顔。




「い、今ですか?」




うんうんと頷いて見せる友田。
それ以上は何も言う気が無いようだ。




「あ……あの……す、す……」




ハァーダメだ。言えない。
あと10歳若かったら言えるのに……



いや、きっと私なら言えない。
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