不思議な“キツネ”ちゃん

元々、心が弱かったアノヒト。

いつもは隣にいた私が反論して、
傷を癒すのに。


隣に私はいなかった。



散々悩んだアノヒトは家に帰っても
心を閉ざしたままだった。

家族である、私にも。











そして何日か経ったあの日。





彼は自殺した。



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