不思議な“キツネ”ちゃん
京が逝ってしまってから。
朱理との距離が近づくたびに、
恋愛感情が再び湧き出してしまった。
朱理の心の中に京がいる事は知ってる。
別にそれを無くそうとは思わない。
今は朱理が落ち着くまで見守る。
落ち着いてから朱理に言いたい。
京が亡くなって。
不謹慎かもしれないけど。
大好きだ。
愛してる。
そう伝えたい。
だから。
朱理を傷つけるのは誰でも許さない。
例えそれが
学校中が畏れてるキツネだとしても。
俺は容赦しない。