不思議な“キツネ”ちゃん
「うん。確かに、ね」
静雅は納得したように頷く。
が、
「はぁ!?」
こっちは納得も何も驚き絶賛中だ。
「なにお前?!え、納得するの?!」
「インパクト狙いかよ!!」
慎吾、ツッコむとこ違ぇだろ。
「あら?だって私は支配者だもの。
一回見ただけでも眼球に焼き付けられるくらいのインパクトは必要よ。
じゃないと忘れちゃうでしょ?」
…。
眼球に焼き付けられるって。
怖いんだけど。
「それもそうだな」
慎吾も納得するのか。
「俺らも真似するか?」
ニヤニヤしながら聞いてくる慎吾は絶対にからかってる。
静雅は驚くことに寝ている。
キツネはソファに体を任せてリラックス状態のようだ。
そんなこんなで俺らは出会い、
藤咲を潰す約束をした。
「誰がするか!んな事!」
もちろん、俺らはキツネの真似はしないけどな!