不思議な“キツネ”ちゃん
シンヤ《サイド》
「おい、聞いたか!!」
いつも通り、学校で朱理たちと昼ご飯を食べてた。
昨日、なんかあったのか琢が朱理に懐いていて仲良くなっていた。
それを見て少し寂しさを感じたが、
めっちゃ嬉しかった。
だから、今日の放課後にでも
みんなでご飯を食べに行こうって話していたんだ。
でも、それは優の言葉で消え去った。
「キツネが裏切って瀬峰について、」
「今、校門にそいつらがいる!!」