不思議な“キツネ”ちゃん


告白する人、みんなに言われる。



似たような事を。


「そっか、ありがとう」

「?」

「あなたも彼らの近くにいる女じゃなくて、
鹿野朱里自身を見てくれて。
好きになってくれて。」







あのあと告白してきた彼は
教室に戻ってしまった。


ボーっとしていたら。





いきなり何かに抱きつかれた。


驚いて首を後ろに回すと、

たけちゃんがいた。




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