不思議な“キツネ”ちゃん

私が来たことでみんなの目が大きくなった。

「やぁやぁ、はじめまして」

やっぱり、屋上は日が強いねー。

紫外線が半端ないよ。

手に持っていた黒い和傘を肩にさす。


「ど、どうゆうこと?」

銀髪の可愛い彼が聞いてきた。

「ふふ、気になる?」

他の人たちは驚きすぎて声も出ないみたい。

ドッチで驚いたのかわからないけど。

「結婚、してるのか?朱里は」

「そうよ」

あーあー、愉しいな。

みんな動揺してるよ。


ここに鹿野朱里がくれば面白いのに。


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