俺はまだ天使の笑顔を見れなくて

自分の席についた俺は椅子をひく


「おはよ、平山」


椅子に座りながら俺は隣の席の女子に声をかけた




長い黒髪に細くてスラリとした手足
人形みたいにはっきりした顔立ち


すごく整った容姿だと思う


ただその女子、平山悠里(ひらやまゆうり)から返事は返ってきたことはない