小さな恋のうた
一方、愛裕はというと……

部屋のドアを閉めてそのままたっていた。

「な…なんで……こんなに胸が……」

さっき、琥珀が「ありがとう」と言う時
とっても優しくて、少し照れているような笑みを浮かべたのだ。
その笑みをみたとたん愛裕の胸が高鳴り始めたのだ。

こちらも顔を赤く染めていた。


―――この二人が恋に気付き、これから大変なことが起こるのはまだ先のお話……

第一章(完結)
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