愛の言葉は囁かない



「もう昼だな…。
そろそろ休憩するか?結愛」



裕貴くんがそう言ったのは、およそ勉強を始めて3時間が経ったくらい。


言われてみれば、お腹がすいた気がする。



「うん」


頷いた私は、固まった身体をほぐすために伸びをして、立ち上がった。



「ご飯、そうめんでいい?」


「あぁいいけど…
って、まさか結愛。

この休みほとんど麺類ばっか食べてるってことはないよな?」



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