なんか、恋。
第一章*恋って何?
いつもみたいに、授業が終わった。
なんもかった。
相変わらず私、山脇乃亜は、
四軍っていっていいほど下のグループ。
そこでも、ハミ子だ。

ドンッ!!!!!!!

そんな、音が耳元で聞こえた。
今日は、グループに行かずにひっそりと
本を読んでいた。

「や…山脇サン?俺と
付き合ってくれん?」

クラスで一番人気の田宮昌吾。

「ふざけんとって!」

それだけ言って、立ち去った。


夜、チャットをしていると、
田宮君からLINEがあった。

『俺、ふざけてへん。お前の事好きや』

すぐには見ずに、ほっといた。
ちょっと、暇になって見た。で返信。

『恋って、何?』

三秒も待たずに返事が来た。

『俺が、お前の事好きって事や。』

関西弁の彼のLINEが、キュンってきた。


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