人間ゲーム
【第7章】夢‥つながった記憶
ゲーム教室に行けばよかったか?
今さら後悔しても遅い、携帯電話で時間を調べると、もう七時を過ぎていた。
「はぁ‥。ただいま、ショコラ出迎えありがとう。」
ニャー。
オレの足にすり寄ってくる。
「ごめんな?オレ今日少し疲れたからショコラとたわむれる気力がない‥。」
軽くショコラの頭を撫でてリビングへと向かう。
キャットフードを机の下に置き、オレは魚肉ソーセージを二つ食べ、空腹をしのいだ。
お腹はまだすいているが、料理を作る気力も残っていない。
自分がなぜここまで疲れているのかわからない。
ストレスが疲労として出てきたのか?
「あぁ‥。」
黒い携帯電話と白い携帯電話を持ち、ソファーへ倒れ込む。
眠っー‥。
ゲームのこと考えねーといけな‥い‥。
そしていつの間にか、オレは深い眠りについた。
まるで無くした記憶を思い出すように‥。