人間ゲーム
クソッ!!
家に帰り、怒りをこめてクッションにぶつける。
ゲームをするためにこの学校へ来たと思っていた。
それは嘘ではない。
だが実際は家族を殺したこの学校を恨み復讐するために来たのも理由の一つだ。
何人の人を見ても何の感情も生まれなかったのに。
どうして‥‥。
どうしてこんなに涙が溢れるんだ??
拭いても溢れ出す涙。
それを止める方法をオレは知らない。
ただ声に出さないように静かに泣いた。
怒り、悲しみ、無念‥。
全ての感情がそのまま涙と共に流れてしまえばいいのにと何度思ったか。
だがこの感情を忘れることはきっと出来ないだろう。
オレは三浦百子をイジメたヤツらを許さない。
絶対にオレがアイツらを‥‥。
アイツラヲゼンインコロス‥!
この時オレは理性をもつ人間というものをやめてしまった気がした。