人間ゲーム
当たり前のように過ごされる毎日‥。
楽しそうに笑いあう生徒たち。
きっと今三浦百子が生きていたのなら楽しく笑いあっていただろう。
オレが守っていただろう。
だがそんな毎日の当り前を学校が奪った。
影でキシとしてクラスを操るつもりだった。
だが三浦百子が死んでからそんな心の余裕がない。
もう復讐しかない‥。
コロス‥!
そう呟きながらあのゲーム教室へと向かう。
もう何ヶ月も行ってない。
ガラガラ
「‥まずは掃除からかー‥。」
重い足取りで前も使った掃除用具入れの雑巾などを取り出しゲーム教室へと戻る。
最初に来たときよりかはホコリはないが、いたるところに虫の死骸や蜘蛛の巣がある。
それをどうにかして片付けて、いつもと同じように座っていたイスに座る。