嘘つきな私の愛情表現
「ん…、ちょ、きつい…」
そう言ってぐっと力をこめ友希の胸板を押す。
すると、すんなり離れた。
女の子の方をみると、すごい形相でこちらを睨んでいる。
びくっとして後ずさりしてしまう。
「おい。」
友希が女の子に向かってそういう。
女の子は「何よ?」と答えた。
「言っておくが、俺たちはいちゃいちゃしていたわけじゃない。」
「な、何よ!抱き合ってたじゃな…」
「そう言うが、友心がそんなことになったのはお前が道路に出たからだぞ?人に言えた義理はあるのか?」
女の子が言い終わる前に友希が話す。