嘘つきな私の愛情表現
「あぁ、すまない。 今度からちゃんと言いにくるよ。」
「うん!」
私はにっこり微笑みながら大きく頷いた。
「嬉喜ー、俺もかまってよー」
そう言って私の両肩を掴みながら揺する友心。
「「…」」
冷たい視線で友心を見る私と友希。
「嬉喜はまだしも、友希もそんな目でみるのはやめろよなー!!」
そう言い、すねたかのようにそっぽを向く友心。
そんな友心の姿が可愛く見えたその時だった。
「あ、そうそう嬉喜ー」
私を一階に呼んだお母さんがもう一度私を呼ぶ。