【完】もう一度、音を愛す。






私達は二人並んで走った。


吹き抜ける心地よい風。


花の匂い。


そんな私達を応援するかのように
舞い落ちていく桜の花びら。


目の前を花びらが通るけど
今は気にしてられない。


また今度、絶対に掴むんだから。






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