sound village



1号…柏木陽一郎は
ーーー大丈夫だ。


ちゃんと自分で考えて
必要なものを見つけて
行動できる子だ。


無理矢理
何かを与える必要はない。



「レンちゃん、この汁
味薄くない?」

「バッカだねぇ、啓太は。
この美味しさがわかんないなんて
まだまだ、ガキなんだよ。
アンタは。」

「ひっでぇ…。」


唇を尖らせた啓太を見て
笑みがこぼれた。





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