sound village
コーヒーでも飲みに
行ったのだろうか・・・?
正直、特別仲がいいとも
思えない3人が進んで一緒に
行動するなんて…
ああ…バスケなら、あるか。
昨日も1×1してたしねぇ。
そう思い直し、再び
シャープペンシルを手にした所で
「音村さん、お疲れ様です。」
私なんぞに、なついてくれる
可愛い総務嬢が、デスク横に
立っていた。
「お疲れ様。どした?」
微妙な表情のお姫様を
事務所の外へつれだす。
まさか…朝のアレを…
見たとか、いうまいなっ?!
まあ、彼女の場合
「あの…考えすぎかも
しれないんですが…
さっき、啓くんが…」
啓太のカノジョだから
言いくるめる事は容易いのだが。
「イケメンさん達と話してるのを
見たんですが…。」
啓太が怯えているように
見えたので呼びに来たらしい。