sound village
「こりゃ、ねぇな…。
失礼ぶっこいたのは
こっちの方だな。」
そういって、奴は2号に向かい
頭を下げた。
「すまない。神島くん。
俺の監督不行き届きだ。」
「ちょっ何してるんっすかっ
頭あげてくださいよっ」
突然詫びをいれられた
2号は動揺を隠さず、テルテルを
止める。
「いいんだよ。神島くん。
キミは、コイツに詫びられるに
充分な目にあったんだよ。
ここは、上下関係なく詫びて
もらえばいい。」
まだ、自分の置かれてる状況に
フレッシュマンの彼が気づく
はずなんてなくて。
ーーー何度も、こんな目に
晒され続けてきた私たちは
容赦ない遣り口に歯噛みする。
「テルテル、落とし前
どうつけてくれる?」
「ちょっと、待ってろ。」
そういって、彼は自分の携帯から
本件の黒幕に電話をかける。