sound village
初アポ ** sideレン
透から、朗報が舞い込んだのは
あの会議の日から
間もなくの事だった。
あの時、公言した企業の社員に
透の友人が、たまたまいたらしく
アポがとれた…って事だった。
『法律事務所17:00→直帰』
前回同様の文字を
ホワイトボードに書く。
指導者がテルテルと私の
2人体制になったことで
イケメン達にも行き届いた
指導ができる様になったと
思う。
何せよく働き、仕事を振り倒し
タイトな期限を設定し回収する
テルテルなので、三匹は
以前に増して必死に働いている。
…私は、無駄に叱る相手が増えて
正直メンドウクサイのだけど…
イケメン達には
良い環境と言えるのでは
ないだろうか。
荷物を担ぎ、テルテルに
後を頼んで出発する。
長らくの付き合いだから
私の行動に検討がつく
この男は
何も聞かず、イケメン達にも
同行などと言えない位の
仕事を分け与えていた。