sound village
始動** side柏木
笑える(爆)
多分、ああなると予知して
斐川も準備に引っ張り出した
…訳だが…
アイツが、元主将の指示は
遂行するとか……
天野の予想以上の
操作能力には恐れ入った。
…相当わかりやすく
嫌そうな顔してたけどな(笑)
あれが通るのは、ある意味
斐川だけやろう
ほんま…末っ子ポジション
やで(笑)
神島が庇わんかったら
もう一発くらい後頭部に
くらっとったやろな(爆)
「…しかし…どこいったんや。
アイツはーーー」
…体育館で
俺が斐川をさがすとは…
数年前は思いもせんかった。
ほんま…人生何あるかわからん。
“ねぇ、マコトきいてるの?”
開いた扉の外側から聞こえる
ご機嫌斜めな女の子の声ーーー
“マコト”
…たしか…そんな名前やったな。
扉から少しのぞけば
やはり不機嫌な女の子と
興味無さげな斐川がいて。
…コイツも元マネ、いった
クチかいな(笑)
部内も社内恋愛も、別れた後
何かと面倒なんやぞ
助けてやるかーーーー