sound village
「ごちそう様でした!!」
3人で係長に頭をさげる。
「ふふっ♪苦しゅうない♪
素直に奢られてくれて嬉しいよ。
君達も、いつか後輩ができたら
ごちそうしておあげ。」
私も、随分色んな人に
ごちそうになったんだよぉ~って
楽しそうに話す彼女を見て
うん、いつかそうしてやろうって
素直に思う。
「ここ、早くて安くて
美味しいでしょ。
うちの従業員はあまり来ないから
隠れ家にするといいよぉ。」
ご機嫌な彼女は
上司なんだけどーーー
天真爛漫で、
ただ、ひたすら眩しい。
「さて、移動しますか。
皆は鞄いらないからね。
貴重品以外は、こちらにどうぞ。」
そういって、鞄を
トランクにいれる様指示される。
3人で怪訝に思いつつも
上司指示であれば・・・と
それに従った。