sound village
面白がってやりそうなヤツに
思い当たる人物がおりすぎて
絞りきれへんって…
いかがなものかと思うが…
『なかなかナイスだろ?陽一郎
このドリームチームは、
俺からレンへのプレゼント』
そんな言葉と共に
肩にズッシリ重みがかかる。
重いっちうねん
『…そのドリームチームに
何でオマエが、フツーに
はいっとるねん?!』
『テヘッ勝つぞ』
テヘ…って…
テヘ…って…
レンちゃんの真似すんなっ
気色悪いわっ
っで、そのドリームチームの
試合直前にレンちゃんが
外に行くとかって、
どういう理由やろな。
面倒くさそうに
観覧席を立ち階段へ向かい
歩き出す彼女を目で追った。