sound village


…って、この人…

随分…小心者だな(笑)


目の前の硬直したビジュアル系を
どう対処したものかと
眺めていた時

「何かあったの?賑やかだなぁ(笑)
あら。樹里?どうしたの?」


一番奥の部屋の扉が開いて
金髪&ナイスバディな
オネエサンが現れ近づいて来た。


…つか…


「おおっ…布の面積すくなっ(笑)」


隣に立つ柏木が、ニンマリ笑みを
浮かべ“ごちそうさま”と
小声で呟く。


…ヤバイ…血が昇りそう…
なんですけど…


数歩距離を詰めたオネエサンが
俺たちに視線を寄越して
首を傾げた。


「…あれっ?君たち…確か…」


そう言って。


……んっ?…このヒト…


もしかして…


「ちょっ…真月、知り合いか?!」


ビジュアル系が、分かりやすく
衝撃を受けている(笑)

そんな驚愕面しなくても
いいじゃないか(爆)


「どうも。その節は…(苦笑)」

…多分、わざと語弊を招く様な
言い方したな…柏木のヤツ…

微妙な表情で述べた柏木に
あからさまにダンナは
動揺している(笑)


やっぱ、彼女は

係長の友達の真月さんだ。


…外人みたくなってるが…




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