sound village
「あっ。キミ“エロス”の子だ
やっぱ、春に会った子達だよね。」
…このヒト…
もしかして…
天然なんだろうか?(汗)
ダンナのテンパリ具合を
軽く放置して“バスケ上手
だったよねぇ”なんて
胸の前で小さく拍手してるけど…
すんません…
…ソコに俺たちの視線が
集中してるって
…わかってますか?
「さてっそうそう。
三人ともこっちだよ。」
胸の前でパンッと手を打って
言う彼女についていく。
“あらまぁ~背中も
エグい開き方してるやん”
ククッと笑う柏木の後頭部に
平手で一撃を加える。
「そこに、ショック食らってる
ダンナがいんだからっ
ちょっとは慎めっ」
小声でキツく咎めるが
毎度のコトだが、全く気にする
様子もない。
「どうぞ。おはいり」
扉を押し開け上半身を捻り
俺たちを促す彼女は
「お客様だよ。」
中にいるであろう人に
声をかけている。
「お疲れっすぅ」
そういって先陣を切って
入室したチビッコに続き
入室すれば
そこには真月さんと似た背格好の
セクシー系金髪美女がいた。