sound village
“おお~ぉっ!!やるなっ!”
“暫く見なかったけど
鷹尾先生の弟子、やっぱ
うめぇな。”
“昔から上手かったじゃん。
でもあのヒトと対等にバトル
できる様になるとはなぁ…。
あれ、セミプロのギター職人
でしょ(笑)”
そんな会話に、ステージを見れば
チビッコと弁護士が向かい合い
早弾きバトルをしている。
「…コイツら…絶対
メタル経験者なハズ(笑)」
そういって笑う柏木よ…
それに容易く思いあたる
お前の多趣味の方が俺は怖いし
情報収集力を想像し畏怖する(泣)
…お前が情報分析を武器に
チームを動かしていた事からして
単なる知識ではなく、何か
思いあたるソースがある訳だ。
同じ24時間を生きているのに…
柏木にしても、係長にしても
自分と、同じスピードで
走っているとは思えない。
隣で、顔を真っ直ぐ前に向け
一心にチビッコの鮮やかな
指さばきに見いる斐川は、
何を感じているのだろうーーー?