sound village
“マジで何でも好きなもん
いいんですか?”なんて尋ねる
かわいい後輩くんに、2人して
ガンガン行けなんて勧めれば。
「あっじゃあ…
この、伊勢海老の活つくり
お願いします!!」
毒のない表情で
爆弾を落としやがる。
「「Σぅっげえっ!!」」
元気よくオーダーを通した
神島くんに悲鳴をあげつつも
「却下車海老に変更!!
大将ゴメン(泣)伊勢海老は
さすがに無理っ||||!!」
「神島テメェは、ザリガニでも
食ってろ」
マチマチに、オーダーを
取り消しつつも、こんな場所へ
1人で乗り込んで来た
根性を改めて見直す。
…わかってる。
根性論では、仕事はできない。
でも、彼なりに、こちらを
気遣ってくれた事は
十分伝わってくるから…
やっぱり…私たちの
エゴだとしても…
3人に、同じ機会を
与えてやりたい。
その為に、ホントに
損益に穴がないのか…?
最後、もう一度だけ
ホジクリ返してやる。